←これは阿含宗では使われていない
阿含宗で勤行などに使われている真言(3種真言)
駄都根本陀羅尼と大宝陀羅尼と秘密眞正如意珠印真言の3つを指して「3種真言」と呼んでいます。
阿含宗では仏舎利を本尊とし、祀っていますので、この真言を唱えますが、出元はこのお経からであります。
検証比較として天照所持の配布物(現物スキャン)の画像も添付しています。あわせてご覧ください。
桐山氏の著書によるこのお経の解説はこちらから
「寶悉地成佛陀羅尼經」について



「寶悉地成佛陀羅尼經」はアゴン宗においては、重要な経典となっています。

なぜなら、アゴン宗で行っている毎日の勤行の真言がこの経にあるからです。

アゴン宗での勤行は「仏舎利解脱宝生行」といいますが、この勤行の中心は

・駄都根本陀羅尼
・大宝陀羅尼
・秘密真性如意珠印

という3つの真言です。

もっとも簡略化された勤行では、護身法に加えて、上記3つの真言(三種真言)を
唱える形式とさえなっています。

三種真言は、アゴン宗所蔵の自称・真正仏舎利尊の功徳が得られる、もっとも
重要真言として位置付けられています。

ところでこの三種真言の由来を調べると、「寶悉地成佛陀羅尼經」にあることが分かります。

「寶悉地成佛陀羅尼經」は大正新脩大藏經のWEBページでも閲覧することができます。
http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat3.php?s=&mode=detail&useid=0962_,19

ご覧の通り、経典の後半部分に

「駄都根本陀羅尼」
〓 薩 〓 怛 他 蘖 多 塢 瑟〓 二合 沙 二
〓 都 畝 陀羅 二合 〓 三 薩 〓 怛 他 蘖
單 四 沙 〓 覩 尾 補 悉 多 引五 地 瑟知
底 六 吽 鑁 斛 七 吽 牛鳴
音 吽 八 娑婆 二合
訶 九

「如意寶珠滿願心陀羅尼(大宝陀羅尼)」
〓 振 多 摩 〓 阿〓 怛那 〓 引 枳 曳
娜 曩 謨 扇 底 迦 羅 吽 吽 娑婆 訶

「眞性摩尼寶印(秘密真性如意珠印)」
〓 振 多 摩 尼 〓 都 吽 娑婆 訶 ※一部表記できない文字がありますが、左に有るWeb引用画像とこのPの右側の 下部に添付している画像(天照提供現物画像)を参照してください。

とあります。
大宝陀羅尼と秘密真性如意珠印の表記こそ違っていますが、アゴンで唱えている
真言と同じです。

三種真言が「寶悉地成佛陀羅尼經」からのものであることがお分かりいただけることでしょう。


けれども、この「宝悉地成仏陀羅尼経」に関しては、きな臭い話しが昔からあります。
それは、日本史上、仏教の邪教として有名な「真言立川流」と関わっていたという事実です。

「真言立川流」についてはこちらを参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E6%B5%81_(%E5%AF%86%E6%95%99)

真言立川流は鎌倉時代に作られた密教の一派ですが、邪教として有名です。

Wikipedieに書かれてある通り、
> 立川流の真髄は性交によって男女が真言宗の本尊、大日如来と一体になることである。
> この点において、「女性は穢れた存在であり、仏にはなれない」と説いていた既存の宗派と異なる。

といったもので、真言立川流は、文字にして説明するのも恥じらうほど
おぞましい宗教です。オウム真理教が殺人教団であるなら、立川流は愛欲教団とも
いえるでしょう。詳しいことは上記のWikipedie上段説明の箇所をご覧ください。

真言立川流は、古い時代のチベット密教を彷彿させるもので、
性行を秘儀とする邪教であり似非仏教の究極ともいえます。


「宝悉地成仏陀羅尼経」と真言立川流との関わりについては過去ログに

-------------------------------
阿含宗という宗教101
http://etcsouko.hp.infoseek.co.jp/agon01/agon101.html
40 :名無しさん@3周年:2006/03/04(土) 22:12:30 ID:okHC8omU
水原堯榮氏の『邪教立川流の研究』に引用の『偽経目録並邪義経論 顕證恭畏』には
『宝悉地成仏陀羅尼経』をあげて、仁和寺の顕證が註釈して「これ正経に非ず。これ邪人の所蔵の妄述にして
流行す。これ仏説にあらざるなり」と示している。

この経は古来から邪教立川流の依経としては有名である。
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との指摘があります。

アゴン宗の三宝が嘘とねつ造で作られていることはご承知の通りです。
しかし勤行の中核となる三種真言が、邪教立川流が依経とした「宝悉地成仏陀羅尼経」を
典拠しているとなれば、およそ神聖なるものとはかけ離れたイメージになります。

少なくとも「宝悉地成仏陀羅尼経」は聖なるものを彷彿させるものではありません。

桐山氏は知って採用したのか、知らずして採用したのか、それは分かりませんが、
「宝悉地成仏陀羅尼経」が真言立川流と関係があることを知っていたなら、
例えどんなに立派なことが書かれていても、ここから真言を採用することは避けるはずです。

知らなかったというのは、高度で明晰な頭脳の求聞持脳の持ち主にしてはあり得ないことです。

いずれにせよ、宝生行で唱えている三種真言が邪教・真言立川流と関係するならば、
信者はあまりにも可哀想であります。
加筆&画像修正Ver01.01(2010・09・24)
「精進峯」を大正新脩大藏經で検索したときの検索結果の画像
■ 追記文章 ■ 「寶悉地成佛陀羅尼經」は真言立川流の創作の疑いが濃厚


「寶悉地成佛陀羅尼經」は日本で創作された密教経典です。

なぜなら「精進峯」という、日本だけで使用された「如意宝珠」を意味する言葉が、
この経典には2ケ所使用されているからです。

「精進峯」とは、真言宗室生寺派で知られた室生山の峰の一つで、
恵果阿闍梨より付与された如意宝珠を、弘法大師空海が埋めた場所とされています。

もともとその場所を「精進峯」と言っていたわけではなく、如意宝珠を納めた後に
如意宝珠に精進の意味があるので「精進峯」と名付けられました.

したがって真言宗では「精進峯」といえば、如意宝珠を意味します。
しかしこの経緯を知らなければ、インドでも如意宝珠のことを「精進峯」と呼んでいたと
勘違いすることでしょう。

「精進峯」は密教経典のいくつかでも使用されています。

http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/ddb-sat3.php?key=%E7%B2%BE%E9%80%B2%E5%B3%AF&mode=search&uop=1&tall=1&nm=&np=&smode=search

ご覧の通り、御遺告は空海の遺言書、遍口鈔は成賢の著作、祕鈔問答は頼喩による覚撰『秘鈔』の注釈書
といったように、「精進峯」が出てくる経典は日本で作られた密教経典や注釈書などです。

中でも「寶悉地成佛陀羅尼經」は、真言立川流の依経であったとされていることから、
創作したのも真言立川流の疑いが濃厚です。

アゴン宗でも、三福道を創作(ねつ造)し、これを依経としています。

「寶悉地成佛陀羅尼經」は真言立川流が創作し、依経としたと考えるのはごく自然なことです。
顕證が註釈して「これ正経に非ず。これ邪人の所蔵の妄述にして 流行す。これ仏説にあらざるなり」
と強い口調で否定していることからも考えられることです。

愛欲にまみれた邪教・真言立川流の「寶悉地成佛陀羅尼經」から真言を引用し、
これを仏舎利の功徳が授かる最高の真言として、信者に唱えさせるのはいかがなものでしょうか。
2ch「心と宗教」 阿含宗という宗教180より
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/psy/1278217222/l50
記事203と208 私文書偽造さんの投稿記事を元に解説文章を追記して見ました。
またこのPの一番下に「精進峯」を大正新脩大藏經で検索したときの検索結果の画像
載せてみました。
私文書さん、ありがとうございます。
●追記● 退会マニュアルにある本当の仏舎利真言について
こちらの三種真言についての暴露元は「私文書為造さん謹製」の”退会マニュアル”が起源になっています。
その”退会マニュアル”の中の一節とそれに髄する画像を添付いたします。どうぞご覧下さい。
勤行を止めるに矛盾しますが、止めきれない人や様々なしがらみを
抱えてるような方は代替の行として正しい如意宝珠法の真言である
「オン アラタンノウ サンバンバタラク」を唱えてみてください。

現行で阿含宗が唱えさせてる「駄都根本陀羅尼」「大宝陀羅尼」「秘密真性如意珠印」は
「寶悉地成佛陀羅尼經」を典拠とする真言ですが、如意宝珠法とは無関係です。
「寶悉地成佛陀羅尼經」はまんま日本で出来た偽経で(奈良県にある室生山の記述があるw)
一説には立川流の偽経とも言われてます。

本当の如意宝珠法の真言は宝生三昧耶の真言がそうなのです。
阿含宗では初護摩でしか唱えませんが。古い会員で伝法会で「四度折紙」を
もらった人は中に「舎利真言」として宝生三昧耶の真言が載ってるのを見ることが出来るはずです。
四度折紙 表紙
四度折紙 11P(拡大)
法蔵館 密教大辞典縮刷版1175ページ
(旧字旧仮名遣い等は改めました)

ショウジンミネ 精進ヶ峯

室生山の如意宝珠を埋めたる峯をいう。国家を鎮護し
豊饒安楽ならしめんが為に、弘法大師が恵果和尚より
付属せられたる如意宝珠を室生山に納め給う。爾後
その峯を精進峯と名く。宝珠の本体は釈迦如来の遺身
舎利なり。然るに釈迦如来は大精進門の主なるが故に
彼の舎利を安置する山を精進峯と名くるなり。此義御
遺告釈疑抄下・秘鈔問答十八等に釈す。稟承録六には
宝珠を埋むる処を精進峯と名くるは宝珠の威光映発す
るを以て精進の義とすと釈す。文殊宝蔵陀羅尼経に如
意宝珠印を亦大精進如意宝印と名くるは此義に依る。前
者は釈迦に就きて精進の義を釈し、後者は宝珠に就き
て釈す。御遺告云、大唐大師阿闍梨耶所被付属能作
性如意宝珠頂戴渡大日本国労籠名山勝地既畢。彼
勝地者所謂精進峯土水心師修行之岫東嶺而已。
この下の法蔵館 密教大辞典の引用文章は私文書さんが
2chに引用転載してくれたものです。
退会マニュアル ソフトバージョン解説より