408 :無関係な人間です:2011/06/30(木) 22:07:32

 昨年、大学時代の友人から「生長の家」の雑誌が届きました。
読んでいたら、「四無量心を行じる神想観」という瞑想がある、と書いてありました。

それは、それで、忘れていたのですが、最近、阿含宗の元会員の方が、「ご参考に」と見せてくれた阿含宗の雑誌
「アゴンマガジン2008年2月号」に、「四無量心観」という瞑想がある、と書いてありました。

 これは、どう違うか、調べてみよう、と思い、本屋さんに行ってきました。友人から教えてもらい、
宗教法人 生長の家から出版されている「詳説 神想観 」(谷口雅春氏著)を買って読むと、「四無量心を行じる神想観」
というものが書いてありました。
仏教で説く「四無量心」という概念を説明した上で、その心境に近づくように、瞑想をする、という説明があります。
 
これに対して、阿含宗の「アゴンマガジン2008年2月号」には、「平成19年度夏期伝法会」で「四無量心観」は
「不動法」として伝授されたとはありますが、具体的な内容は書いてありません。

(「詳説 神想観 」には、具体的な内容は書いてあります。)

ですから、内容の比較は出来ませんでした。が、阿含宗の「四無量心観」でも、仏教で説く「四無量心」という概念を
説明した上で、その心境に近づくように、瞑想をする、という説明がありました。
ですから、基本的なコンセプトは似ているようです。

次に、どちらが先か、調べてみようと思いました。
阿含宗の「四無量心観」は、「平成19年度夏期伝法会」で伝授されたとはあります。
いつから始まったのか、わかりませんでした。生長の家の友人も、「四無量心を行じる神想観」という瞑想がいつから
始まったのか、知りませんでした。

「四無量心を行じる神想観」が掲載されている宗教法人 生長の家から出版されている「詳説 神想観 」(谷口雅春氏著)は、
2004年版のものでした。が、Amazonで調べると、「詳説 神想観 」は何回か改定されていました。
そこで、Amazonでさらに古い版の「詳説 神想観 」を購入し、調べたところ、昭和33年初版
(昭和36年7月1日 第20版 当時の定価は400円)の135ページから136ページに「四無量心を行じる神想観」の具体的な方法が
掲載されていました。(なお、「詳説 神想観 」は、大きな本屋さんやAmazonで、1300円出せば、誰でも購入できます)

ただし、これ以上の調査は、できませんでした。この両者の類似が、偶然のものか、どちらかの故意によるものかは、私は判断
できません。ただ、調べた結果のみをここにアップいたします。

※補記 この無関係な人間ですさんの記事は「 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/3419/ 」の
阿含宗と桐山氏について 第五十五章の中に掲載されています。(記事480です)

そして、文中にある「詳説 神想観 」は、生長の家に関連出版社である「日本教文社」の発行でした。
特別設置:アゴンマガジンと元ネタ本との比較@
このたび「したらば掲示板」でHN”無関係な人間です”さんが投稿されました本の画像が私のところに提供が
有りましたので、したらばでの無関係さんの記事に沿い、アゴンマガジンとの比較検証のためにここに掲示
することと成りました。是非、皆様の考察の一環にお役立ていただけたら、と願います。
アゴンマガジン 15 より
「詳説 神想観 」 生長の家に関連出版社である「日本教文社」の発行本